ネット上には『神待ちサイトやセフレ募集サイトで童貞を捨てた人』も結構いるっぽいですが、実は私もそのうちの1人になりました。童貞自体がコンプレックスだったとかではありませんが、20代後半になっても手で抜いていると、少しだけ虚しく感じる日もあったので…。

で、童貞がセックスさせてもらうときは、先に童貞だと伝えたほうがいいのですが…私の場合、なんとなく童貞だとは伝えませんでした。これまでいろんなエロいものを見てきたから、童貞でも普通にやれる…そんな自信が(何故か)あったのです。

神待ちサイトを使い始めたときは少し緊張していましたが、書き込みとかを見ているうちに「よほど変なことを書かない限り、なんとかなるだろ…」と思えるようになりました。こういう場所の雰囲気には、案外早く慣れるものですね。

神待ちしている女性は結構たくさんいたため、「どの人を泊めようかな…」と少しだけ悩んだ結果、近場にいるA(仮名)という女性にしたのです。やっぱり早く迎えに行けて早くセックスできるほうが、お互いにとってプラスですからね。

また、Aはサイトで話していたときの感じもいいので、その点についても安心でした。どんな女性でもセックスできれば大丈夫でしたが、相手には内緒にしていたとはいえ童貞の卒業式でもありますから、多少はステキな人を意識していたのです。

待ち合わせ場所にいたAはルックスも平均以上で、サイトで話していたときと同じく性格も悪くないから、「この人で童貞をやめられるなら、普通にうれしいな」と思いました。もちろん、一緒に歩くときは童貞だと悟られないように、できるだけクールかつにこやかに振る舞いましたよ。

その甲斐あってか、Aは私に童貞だと言うことはなく、無事に家に連れ込んでセックスも始められました。服を脱がすときはドキドキしましたが、おっぱいやお尻はAVでも見慣れていたし、童貞のわりにはいい流れでリードできていたのではないでしょうか?

しかし、最後の最後でヘマをやりました。『童貞は入れる穴が分からない』なんて言われますが、私も初めて見る生の女性器に戸惑いまして、どこに入れるべきか悩みまして…Aも「どうしたの?」と不思議そうに見てきたのです。

ただ、Aはこの状態でも私を童貞だと指摘することはなく、「焦らさないで…」と言いながら腰を押し付けてきて、そのときになんとか入りました。もしかしたら、Aが気を遣ってくれたのかもしれませんが…それでも、私は『童貞を隠しながらの卒業』ができたと思います。